人は呼吸することで酸素を体内に取り込み、細胞内で栄養素と結びつきエネルギーを作ります。
このエネルギーを作る際に「活性酸素」を出すのですが、この活性酸素が体を酸化させて老化を引き起こす原因となります。
抗酸化とは、老化の原因となる活性酸素をブロックすることを言います。
正しく抗酸化ケアをすることで肌老化を予防することができます。
活性酵素が増える原因
では、老化の原因となる活性酵素が増える原因とは何でしょうか。
- 紫外線
- 紫外線を浴びると皮膚を守るために活性酸素が活発化します。紫外線による酸化によりコラーゲンが破壊され肌の弾力が無くなりシワやたるみの原因となります。また、酸化を防ごうとメラニン色素が発生しシミの原因にもなります。
- 油の取り過ぎ
- 食事で摂取した脂質は腸内で分解されるのですが、分解されずに残ってしまった分は肝臓で解毒されます。その代謝過程で活性酸素が発生します。
- 喫煙
- タバコには発がん性物質のタールが含まれており、肺に入ると有害物質と認識され、それを排除しようと活性酸素が発生します。受動喫煙でも同じように活性酸素が発生してしまうので注意が必要です。
- ストレス
- 人はストレスを感じると、血圧が上昇して血管に負担がかかり、活性酸素が発生します。これにより血流が悪化するだけでなく、血液中に含まれるコレステロールを酸化させ、動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞の原因にもなります。
- 激しい運動
- 激しい運動をすると筋肉が一時的に虚血状態になるのですが、その後血流が再開する際に活性酸素を発生させます。
- 運動不足
- 反対に、運動不足でいると抗酸化酵素の働きが低下して、活性酸素が増えてしまいます。激しい運動はNGですが、適度な運動は必要です。普段あまり運動しない人は、ウォーキングなどの軽い運動からスタートするようにして、徐々に運動量を増やしていくといいでしょう。
- 大気汚染
- 窒素化合物等の大気汚染の原因となる酸化物質を吸い込み体内に取り込んでしまうと、活性酸素が発生してしまいます。
抗酸化ケアの基本は食事
肌を酸化さえる原因となる活性酸素の発生を防ぐためには、抗酸化物質を含む食材を取り入れることが重要です。
それではどんな食事に抗酸化作用があるのか、栄養素別に見てみましょう。
ビタミン
- ビタミンA(βカロテン)
- レバー(鶏・豚)、かぼちゃ、にんじん、ピーマン等
- ビタミンC
- いちご、レモン、ブロッコリー、芽キャベツ等
- ビタミンE
- すじこ、いくら、アーモンド、とうがらし等
ミネラル
- 亜鉛
- 牡蠣、牛肉、パルメザンチーズ、煮干し等
- セレン
- かつお節、たらこ、ぶり、豚肉、穀類、卵等
ファイトケミカルス
- ポリフェノール
- ブルーベリー、いちご、黒オリーブ、クルミ等
- リコピン
- トマト、スイカ等
- カテキン
- 煎茶、ほうじ茶、渋柿、リンゴ等
- イソフラボン
- 大豆、豆乳、豆腐等
- ペクチン
- りんご、みかん、あんず等
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